研究コンセプト
植物は光合成により様々な有機化合物を生合成します。植物の生産性には光合成能の向上、生合成産物の効果的な輸送、蓄積などさまざまなプロセスが関わっています。当研究グループでは、物質生産やエネルギー生産に役立つ植物資源の効果的な利用のための生産制御に関わる研究開発を行います。
植物ホルモン研究を基軸に生産制御、シンク機能、効果的な物質輸送に関わるシステムの解明と生産制御への利用技術の研究開発を進めます。シロイヌナズナやイネなどのモデル植物のゲノム機能情報、比較ゲノム研究を基盤として作物、樹木への展開をしていきます。
研究内容
- サイトカイニンなど生産機能制御に関わる因子の作用機構解明
- 高速ホルモン一斉分析技術を利用した有用遺伝子探索研究
- 植物生産機能に有用な形質を与える遺伝子の探索と主要作物への応用研究
- コケ植物の多様性を利用した環境浄化技術の開発